求職者支援訓練でwebデザインを学ぶデザイン初心者が、CSSの「justify-content
」プロパティについて意味や使い方を忘備録としてまとめました。
難しいものではないので、このブログを見るだけで一通り理解できるはず!
デザイン初心者やノンデザイナーのブロガーさんにおすすめです。
justify-contentの構文
{ justify-content : 位置; }
justify-contentプロパティは、flexコンテナの主軸に沿ってflexアイテムを一行に配置します。
justify-contentはdisplay:flexとセットで使うCSSです。
左右中央揃えの方法などでよく紹介されているjustify-contentですが、display:flexが指定されていないと指示が通りませんので、必ず親要素にdisplay:flexまたはinline-flexなどflex要素をセットで指定しておきましょう。
【これだけは覚えておこう!】よく使う値6選
よく使う値については、実装例を交えて解説します。
- justify-content: center; →アイテムを中央に寄せる
- justify-content: flex-start; →フレックスアイテムを先頭に寄せる
- justify-content: flex-end; →フレックスアイテムを末尾に寄せる
- justify-content: space-between; →アイテムの間にスペースを均等に割り付け
- justify-content: space-around; →アイテムの両端にスペースを均等に割り付け
- justify-content: space-evenly; →各アイテムを均等に配置し、各アイテムの周りに同じ大きさの間隔を置く
通常の配置
justify-content プロパティ | 配置場所 |
justify-content: normal; |
位置による配置
justify-content プロパティ | 配置場所 |
justify-content: center; | アイテムを中央に寄せる |
justify-content: start; | アイテムを先頭に寄せる |
justify-content: end; | <アイテムを末尾に寄せる |
フレックスアイテムを先頭に寄せる | |
justify-content: flex-end; | フレックスアイテムを末尾に寄せる |
justify-content: left; | アイテムを左端に寄せる |
justify-content: right; | アイテムを右端に寄せる |
※justify-content はベースラインの値を取りません
実装例<justify-content: center;>
左右に等しく空白ができます。item同士はくっついた状態です。

実装例<justify-content: flex-start;>
フレックスアイテムを先頭揃えで表示されます。初期値はこの「justify-content: flex-start;」です。

実装例<justify-content: flex-end;>
末尾揃えで表示されます。

均等配置
justify-content プロパティ | 配置場所 |
justify-content: space-between; | アイテムの間にスペースを均等に割り付け |
justify-content: space-around; | アイテムの両端にスペースを均等に割り付け |
justify-content: space-evenly; | 各アイテムを均等に配置し、各アイテムの周りに同じ大きさの間隔を置く |
justify-content: stretch; | 各アイテムを均等に配置し、サイズが ‘auto’ であるアイテムをコンテナに合わせて引き伸ばす |
※「stretch」はフレキシブルボックス (フレックスボックス) には対応していません。
実装例<justify-content: space-between;>
item1の左側、item4の右側に空白は入りません。
space→空白
between→間
『アイテムとアイテムの「間」に「空白」を入れる』と考えといいでしょう。

実装例<justify-content: space-around;>
space-between;と異なり、端のitemにも空白が入っています。
space→空白
around→周り
アイテムの「周り」に「空白」が均等に配置されます。アイテムの周りに同じサイズのmarginをつけてるイメージです。

実装例<justify-content: space-evenly;>
各アイテムを均等に配置し、各アイテムの周りに同じ大きさの間隔を置くイメージです。
space→空白
evenly→均等
一見「space-around」に近いですが、全ての「空白」が「均等」に配置されます。

あふれた場合の配置
justify-content プロパティ | 配置について |
justify-content: safe center; | 配置キーワード(centerなど)と共に使用する。 選択されたキーワードによって、アイテムが配置コンテナをあふれてデータの損失が発生する場合、アイテムは配置モードが start であったかのように配置される。 |
justify-content: unsafe center; | 配置キーワード(centerなど)と共に使用する。 アイテムと配置コンテナの相対的な寸法にかかわらず、またデータの損失が発生するかどうかにかかわらず、指定した値を尊重する。 |
グローバル値
justify-content プロパティ | 備考 |
justify-content: inherit; | inherit は親要素のプロパティを継承する。 英語で inherit は「受け継ぐ、相続する、遺伝する」という意味。プロパティの計算値を、明示的に継承することを指定することができます。 |
justify-content: initial; | initial はプロパティの初期値 (規定値) を設定する。 英語で initial は「初めの、最初の、初期の」という意味。そのstyleのプロパティの初期値又は規定値を設定する。初期値に戻したい時に使用できる。 |
justify-content: revert; | ユーザーエージェントのstyleをセットします。プロパティそのものの初期値ではありません。 |
justify-content: unset; | 親から値が継承されている場合は継承値、継承されていない場合は初期値を設定する。 |
justify-contentが効かない原因
justify-contentの指示を出しても反映しない!ということも多々あるのではないでしょうか?
そんなトラブルでお困りの方は、以下のような解決策を試してみてください!
- flexを指定していない
【解決策】→display:flexを指定しましょう - marginを指定している
【解決策】→子要素のmargin:autoを削除しましょう - beforeやafterがある
【解決策】→beforeやafterが孫要素になるようにしましょう - flex-direcion:columnで縦並びの指示を出している
【解決策】→align-itemsで位置調整しましょう
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まとめ
求職者支援訓練でwebデザインを学ぶデザイン初心者が、CSSの「justify-content」プロパティについて意味や使い方を忘備録としてまとめました。
全て覚えようと思うと大変ですが、一つ一つ見てみると、そこまで難しいものではなかったですよね?
このブログを見て一通りどんなものか理解できたはず。
デザイン初心者やノンデザイナーのブロガーさんの参考になったら嬉しいです!
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